スタートレック:ピカード シーズン2 第3話 同化 Assimilation(通算#13)

同化 Assimilation

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スタートレック:ピカード S2-3 ストーリー

襲撃してきた大統領府のメンバーを撃退したもののエルノアが致命傷を受け瀕死となる。
一方ピカードらは宇宙船の襲撃をなんとか退けボーグ・クイーンの力を借りて太陽の重力を使ったスリングショットによるタイムトラベルを敢行し、2024年の地球にたどり着く。

タイムトラベルで力を使い果たしたボーグ・クイーンが休眠状態になり船の動力も落ち、エルノアの生命維持が行えずエルノアは死亡する。
落ち込むラフィはピカードを激しく非難するが、未来を変えエルノアが死なない未来に戻るため鍵となる「ウォッチャー」を探すべく急いて行動する。

ラフィ、セブン、リオスがウォッチャーを探すためロサンゼルスへ転送移動。
リオスは転送先の不備で大怪我を負い、病院に運ばれそこで宇宙艦隊のコミュニケーターを落とす。

船に残ったピカードとアグネスはボーグ・クイーンを目覚めさせるために策を練るがうまくいかない。
そこでアグネスがクイーンと接続し、クイーンを内側から目覚めさせるプランを実行する。

アグネスとクイーンの同化が進み危険な状態になるがなんとか切り離し、クイーンも目覚める。

クイーンはピカードにウォッチャーの重要な情報を教える引き換えに船を寄越せと迫るが、その情報はすでにアグネスがクイーンから盗み出していたのであった。

一方リオスは不法移民局に逮捕され、コミュニケーターは病院に置き去りのままとなるのであった。

第3話 同化の疑問

エルノアはなぜフェイザーで撃たれて消滅しなかったのか

2話の最後でエルノアは執政官のフェイザーで撃たれて大ダメージを受けます。

本エピソード冒頭は2話のラストから続いており、序盤の銃撃戦でピカード陣営は大統領府の兵のフェイザーを奪って反撃します。
そしてそれで撃たれた相手は消滅してしまいました。

なおフェイザーの設定を調整したシーンは描かれていません。
ではなぜ敵陣営のフェイザーで撃たれたエルノアは消滅せず大怪我を負っただけで済んだのでしょうか。

第3話 同化の疑問への考察

ロミュラン人はフェイザーに対する耐性が高い説

3話冒頭のアクションシーンを何度か見返してみました。

まずセブン夫がセブンをぶん殴る(これが3人タッグマッチスタートの合図です。カーン!🔔)。
セブンがセブン夫の腕ごと銃を上に跳ね除けて横にいた黒人兵の胸を蹴る→黒人兵はバランスを崩して倒れるがフェイザーは持っている。
セブンは夫の腕をイスに叩きつけてフェイザーを落とさせ、夫もぶん殴って飛ばす。
セブンが黒人兵を後ろから抑える。
黒人はフェイザーを持ってはいるがセブンに後ろ手にされ固められて撃てない。
リオスとラフィで白人兵を組み止めて、ラフィが白人の腕を取って白人が持っていたフェイザーでセブンが抑えていた黒人を撃つ→黒人は消滅。
セブンが消滅した黒人が落とした(と思われる)フェイザーを拾って白人を撃つ→白人が消滅。
ラフィが前転ローリングして白人が落とし(と思われる)床のフェイザーを取る→夫は後退してなんでそこにあるのかよく分からない謎のフェイザーを拾って銃口を向けるがラフィが先に夫を撃って夫消滅。

フェイザーに関してはリオスやピカードが身につけていた軍用フェイザーを床に捨てさせられたシーンがあるのでその時のものとあれこれごちゃまぜになっている可能性はありますが(にしても最後夫が拾ったフェイザーがなぜそんなところにあったのかは謎ですが)、
いずれにせよ、白人黒人2人の兵の持っていたフェイザーは消滅設定のようです。

夫のフェイザーで撃ってる明確なシーンがエルノアを撃ったときだけなのでその銃だけ弱い設定にしてあったのかもしれませんが、
ここで気になるのは夫はエルノアが大統領府の兵を殺したことに怒っており、となると威力をわざわざ弱めておく必要があるのか?という気もします。
しかも弱めてあったと言っても消滅しないだけで、エルノアは致命傷を受けており、かなりの強度設定だと思われます。

じゃあ何でエルノアが消滅しないのかですが、

1.夫は銃の威力を弱めていた、彼は元々自分の妻であるセブンを捕らえるのが目的で殺すことまでは考えていなかった。だから弱い設定にしてあった。エルノアを撃ったのは感情制御ができずに突発的なもの。

これがまあ有力かなぁと思われます。
大統領をいきなり射殺というのもかなり問題があるでしょうし、自分の奥さんをいきなり殺すというのもなかなかできないと思います。
エルノアを撃ったのはQEI(急にエルノアが居たから)であり突発的なものなのかもしれません。

もう一つの説はこれ。

2.クワト・ミラットならフェイザーの消滅設定ぐらい気合で耐えられる。

クワト・ミラットであるエルノアは何らかの秘術でフェイザーの消滅設定ぐらいなら耐えられるのかもしれません。が、この説はなんの根拠もない妄想です💦

ではこれはどうでしょうか。

3.実はロミュラン人が全般的にフェイザーに対する耐性が高い。

これですけど、まんざら無くもないと思います。
その根拠ですが、シーズン1の3話でジャット・ヴァッシュがシャート・ピカードを襲撃した際、ピカードがアグネスに、「ロミュランの銃にマヒの設定は無い」と語っていましたよね。
これって逆に考えると、ロミュラン人がフェイザーに対する耐性が高いため、マヒぐらいじゃ効かないので自然と彼らが使う武器も威力は強い設定にしてあるのだとは考えられないでしょうか。
こう考えると、エルノアにフェイザー耐性があったので消滅しなかったという可能性はまんざら0でもなさそうです。

ただこのアクションシーンを見ていて疑問に思ったのは、
なんでフェイザーは都合よく当たった本人だけ消滅させるのかということ。
フェイザーを持ってた人のフェイザーは爆発もせずに綺麗に残ってますよね💦

いやいや、フェイザーってのは有機生命体の分子結合を破壊するのだよ( ̄ー ̄)
という設定だと仮定してみます。
でもそれだとセブンが手で押さえている状態で撃たれたら、接触しているセブンにも反応して消滅そうなものです。
それが分かってる人は捕まえている相手にフェイザーが着弾した瞬間に手を離すんでしょうか💦

フェイザーの設定には謎が多いです。


備考

アグネスとクイーンがまさかのこの段階で同化プロセスに進みました。
本エピソードではなんとか無事にアグネスと切り離すことができましたが、クイーンとアグネスの会話を見るとまだ部分的には繋がっているようにも見えます。
今後アグネスが乗っ取られてしまう展開になるのかハラハラしそうです。

スタートレック:ピカードはかつてのTNGとは異なり、連続ドラマ風な作風になっています。したがって後のエピソードで今回挙げた疑問等が明かされる展開があるかもしれません。
この記事はシリーズをシーズン1-1話から順次視聴し、該当するエピソードを初回視聴した時点で書いていますのでご了承ください。

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