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スタートレック:ピカード S2-1 ストーリー
お知らせ
シーズン2からストーリーは(なるべく)完結に記載したいと思います。
シンスを救ってから数年後(と思われます。明確な表示はありませんでした)の地球。
ピカードは宇宙艦隊に復帰しアカデミーの総長に就任。
リオス、ラフィも艦隊に復帰、エルノアはアカデミーに入学、ソージとアグネスは宇宙で親善活動、セブンはラ・シレーナ号を引き継ぎレンジャー活動継続と、それぞれ新しい道を歩み始めています。
そんなピカードですがシャトー・ピカードで一緒に暮らしている、
数年前(たぶん。明記なし。)に夫ジャバンを亡くしたラリスと恋愛関係になるかどうかで悩み、地球でバーを開いているガイナンに相談に行ったりします。
そのような折り、突如宇宙空間に亀裂が入りそこから「助けてピカード」と訴える謎のメッセージが届きます。
交渉の場であるリオスが指揮を取るスターゲイザー号に向かったピカードの目の前に、見たことのない巨大なボーグの船が現れます。
やってきたボーグ代表者によりスターゲイザー号のコントロールが奪われ、ピカードはやむなく船の自爆を決行。
ピカードが爆発後に目を覚ますと自宅のシャトー・ピカードと思しき場所に居ることに気が付きます。しかし、着ている服や連邦の徽章、壁の肖像画など何かが変です。
困惑するピカードの前に登場したのはなんとQでした。
彼はピカードに「裁判に終わりはない」と伝えます。
第1話 スターゲイザーの疑問
ラリスさんの人格が変わり過ぎでは…
本エピソードでまずびっくりしたのが、ラリスの人格があまりにも変わりすぎていた点です。
シーズン1の頃は結構口やかましく世話を焼く快活キャラという印象でしたが、
本エピソードでは全く異なりお淑やかな女性という姿で描かれています。
どうしてこの様に180度キャラ変してしまったのでしょうか。
ソージをなぜ置き去りにしたのか
ソージは異星人の星を訪ねて親善活動のような事をしていました。
そして同行のアグネスとは一緒に船に戻らず暫く親善先にとどまるとして置き去りになります。
なぜそのような事をしたのでしょうか。
また現在の彼女がいったいどういう立場なのか今ひとつわかりません。
その辺りも考察してみたいと思います。
コバヤシマルの試験はどこをアップデートするのか
ピカードは宇宙艦隊アカデミーの代表に就任し、コバヤシマルの試験をアップデートすることを計画していると語っていました。
あの試験はかなり特殊ですが、別の見方では、すでに完成したものであるとも言えます。
一体どこをどのようにアップデートするのでしょうか。
ボーグはなぜ「ピカード」と呼んだのか
宇宙空間に突如現れたボーグは「助けてピカード」というメッセージを送り、ピカードを交渉の場に呼び出します。
ボーグはなぜ「ロキュータス」ではなくピカードと呼んだのでしょうか。
第1話 スターゲイザーの疑問への考察
脚本の都合orジャバンが亡くなって牙が抜かれたor実はあのラリスは…説
正直な所、脚本の都合だろうなあと私は最初に思いました。
シーズン1の頃は後からピカードとラリスの恋愛話にするとは思ってなかったんじゃないでしょうか。
なので思いっきりキャラ変させたのだと思われます。
がそれだとあまりもという感じがしたので別の可能性も考察してみました。
一つは夫のジャバンが亡くなってラリスの心境に変化が起きたというものです。
詳しい理由はわかりませんがシーズン1 3話~シーズン2 1話の間までにジャバンは亡くなったようです。
夫が亡くなった事でラリスがそれまでの、わりとキツくジャバンに接していたのを後悔し、なんでもっと優しくしてあげなかったんだろうかと悩み、性格に変化が起きた―というのはありそうですね。
これが有力だと思います。
そして最後の考察は、実はあのラリスはピカードの求める理想の姿であって現実のものではない説を考えてみました。
実はシーズン1の最終話でピカードは復活しておらず、それ以降は全てが死後の世界の彼の空想であるというものです。
つまりシーズン2以降は全てが幻というもの。
こうなると夢オチよりたちが悪いので流石にこれは無いと信じたいですが、あり得なくも無いと思います。
根拠はシーズン1の10話(最終回)で、ピカードが亡くなる直前に彼の記憶をデータの居た仮想空間に保存し、そこからアンドロイド・ボディに精神転写した―となっています。
が元データをそのまま保険もかけずに一発勝負で精神転写するとは考えにくいです。
バックアップをとっておくか、コピーで転写するのではないでしょうか。
となるとピカードの記憶の元データはまだデータのいた空間にあってもおかしくないですよね。
データの記憶は消去しましたが、そこにあったピカードの記憶まで消去されたかは不明です。
データが亡くなる時にピカードの像も消えたのであれをもって保存されていたピカードの記憶も消したという事も考えられますが、あれはデータから見た記憶だけの可能性もあると思います。
よってシーズン2以降の話しは死後仮想空間にいるピカードの記憶が見ている夢という可能性は全くの0じゃないと思います。
ソージ≒出来杉君なので適度な役目を与えて退場させた説
ソージは何か親善大使のような事をやっています。
これが連邦のお墨付きを得た、それなりの立場を貰ってのことなのか、
ソージが勝手にやってることなのかはわかりません。
一応アグネスが付き添いとしてついているようですが、そのアグネスはマドックス殺しは恩赦になり、リオスの艦のアドバイザー的な事をやっているのでまんま民間人というよりも連邦の何らかの立場を得ていそうな雰囲気です。
となるとそういった人物が付き添いをしているのでソージも連邦から何らかの役職をもらっていてもおかしくはなさそうですね。
また連邦は長年シンス禁止令というロミュランのせいで間違った対応をソージらアンドロイドに行っているので、埋め合わせとして優遇措置を取ったかもしれません。
+彼女たちを優遇しておかないとまた高度人工生命体でも呼ばれたら大変ですよね。
ですので適度な役職につけ、特に危険な任務ではなく、またさして重要でもない親善活動に従事させているのだと考えました。
それに「ほら、連邦はかつて差別していたシンス達を今ではこんなにも大切にしているんですよ」というプロパガンダとしても使えそうですしね。
…と、ここまでは作中でありそうな事として考察してみましたが、
実際は脚本の都合でソージがいると何でも解決できそうなので中途半端に退場させた説が有力だと思います。
だって、アグネスがリオスの船に呼ばれた時、アグネスには失礼かもしれませんが、実際にはソージの方がずっと広範な状況に対して役に立つと思います。
なのにソージはそのまま親善の地に残るという展開になりました。どうにもこれは不自然です。
ソージはいわば出来杉君。
彼女の能力があれば大抵のことは解決してしまえます。
なので本当に困った時の切り札としてストーリーからほぼ退場させるために親善活動の星に置き去りにしたのだと思います。
正解もある試験に変更してより嫌らしさを増すことになりそう
コバヤシマルの試験は正当が無いという初見殺しの試験で有名ですが、そんな試験をピカードなぜアップデートしたいのでしょうか。
私は正解がないということはもうすでに広く知れ渡っており、初見殺しの効果が薄れてきたのでマンネリを打破したいのではと考えました。
となると正解もある試験にしてしまって、更に受験生を混乱させる方向にシフトすると予想します。
ただそうなると余計にアカデミー生のヘイトを溜めそうですが…。
ボーグ代表者はピカードの知人女性説
集合意識を通してピカードの事を認識した通常のボーグであれば、ピカードの事はロキュータスと呼ぶパターンが多いと思われます。
それをピカードと人間の名前で読んでいる、しかも「助けて」です。
一つはピカードのロキュータス時代よりも後から同化された若手(新参者)のボーグで、ピカードと直接の面識はないが彼の事を集合意識を通して知った、そして彼が宇宙艦隊の要人であることも理解した、なので彼に助けを求めたという可能性はありそうですね。
もう一つは更に踏み込んで、実は助けを求めたボーグの代表者がピカードの知人である説を考えてみました。
何らかの理由でボーグに同化されて彼に助けを求めるという展開です。
スターゲイザーのブリッジにやってきた交渉役のボーグが
助けてピカードの声の主かはなんともわかりませんが今は仮にそうだと仮定します。
そしてあのボーグってシルエットが女性っぽいですよね。
登場時にやたらと首を傾けていたので実はデータの関係者説=あのボーグはソージ説も考えたのですが、流石にデータやソージの話はシーズン1で終わらせたのでまたそれを蒸し返すような事は無いだろうと思われます。
…という脚本を深読みした理由よりソージは却下。
となるとあの交渉ボーグはまだ「ピカード」には登場しておらず、かつピカードを知っている女性…。
そこで私はあのボーグはビバリー・クラッシャーと予想します。
だってスターゲイザーに現れたんですよ。
ピカードがスターゲイザーの艦長時代に副長をやっていた夫のジャック・クラッシャーが亡くなっており、ビバリーととても深い関係がある船ですよね。
それかロー・ラレン、もしくは大穴でドクター・ポラスキー。でも二人の性格だと「助けて」は言わないかも💦
ただしこのやってきたボーグ=ビバリー説には致命的な弱点があります。
ビバリーなら「助けてジャン=リュック」だと思うんですよねえ…。
果たしてこの説、どうなるでしょうか?
備考
ラストでなんとQが登場。この展開にはびっくりしました。
またガイナンも登場しましたね。
両者とも外見(老いの状態)をピカード・地球人に合わせましたが、
これは演者が年を取っているので苦肉の策だと思います。
そう考えるとピカードは確かに年齢相応に老けてはいますが、
そこまでスタイルに大きな違いが無く、パトリック・スチュワート氏は凄いと思います。
Qの登場した理由等の考察は今回は行いませんでした。
お話の最後の最後で登場したので、以降のエピソードで色々語られるでしょうしね。
またボーグ艦に新しいデザインが登場。
菱形のような感じなのでボーグ・ランブル、ボーグ・ダイヤモンドとでも呼ぶのでしょうか。
登場した先遣のボーグもこれまでのタイプとは見た目が全く異なっていたので、この辺りも謎がありそうです。
スタートレック:ピカードはかつてのTNGとは異なり、連続ドラマ風な作風になっています。したがって後のエピソードで今回挙げた疑問等が明かされる展開があるかもしれません。
この記事はシリーズをシーズン1-1話から順次視聴し、該当するエピソードを初回視聴した時点で書いていますのでご了承ください。